2013年7月19日金曜日

カキはひと夏に何度も産卵する?

こんにちは。
毎日、毎日、暑いですね! 熱射病対策はできていますか?
もうすぐ「海の日」♪ こうも暑いと、海水浴が気持ち良いでしょうね!


マリンスポーツ好きにはうれしい季節ですが、カキにはどうでしょう?













夏はカキの産卵期です。

広島で養殖されているマガキは、6月中旬から9月までの期間に産卵します。
カキは水温10℃を基準として、積算水温600℃(日平均水温から10℃を引いた温度の日々合計が600℃)に達すると産卵可能な性成熟状態になります。


そして驚くなかれ、産卵後も水温20℃超過日が続けば、カキは再び性成熟して何度も産卵するのです。2回目からは、積算水温が300℃に達すると性成熟するといわれています。


しかし、「いっぱい産卵すれば、いっぱいカキが獲れる!」と手放しでは喜べません・・・
産卵を繰り返すということは、莫大なエネルギーを使うことになりますので、親カキは弱り、へい死してしまうことも珍しくないのです。


カキのためにも、ヒトのためにも、猛暑が続かなければ良いのですが・・・