2012年9月26日水曜日

カキを餌に釣る”かぶせ釣り”

~私たちもお魚さん達もカキが大好物~

私は、よく釣りに出かけます。
餌として使うのは、カキ(牡蠣)です。

殻付カキのおもて面の殻をトンカチでトントンて割って、中身のカキが見えたら
カキの内臓部分に針を刺し込み、そのまま海へ放り込みます。
※これは、”かぶせ釣り”と言って、広島県では古くから行われている釣法で、
カキを砕いて撒きながら釣ることから名付けられたようです。

この写真のカキの内臓部分(赤丸線内)に釣針を刺していますが見えますか?
黒色の釣針ですが見えないですかね~。この状態で、波止から海へ放り込むんです。

『えっ?それで魚が釣れるの??・・・』って思ったあなた!!
釣れちゃうんですよ。なんせ、みんな(人も魚も)大好物なカキが餌だからね。

『でも、信じられない!!』
『分かりました!』見てください、これらのお魚さん達を!

 チヌ(黒鯛)                   サンバソウ(石鯛)

   
 ウマズラハギ                   アイナメ


コブダイ                      カワハギ 

 こんなお魚さん達がカキを餌にすると釣れるんです。


やっぱりカキは、みんな大好きな”海のごちそう”なのですね!
『ねっ! お魚さん達!』

広島県では、もう少しでカキの水揚げシーズンに入ります。
今年も美味しいカキが育っています。

弊社では今年も、皆様に美味しい、美味しい、カキのギフトを
ご提供させていただく準備を進めています!
待ち遠しいとは思いますが、もう少しお待ちくださいね。







2012年9月11日火曜日

カキの『うま味』

カキは、そのまま生で食べても、焼いて食べても、味が濃くおいしいものですが、
鍋や味噌汁、パスタソースに使用すると、カキの濃厚で味わい深いエキスがたっぷり出て、
最高の「だし」になります。

「だし」というのは、いろいろな食材の「うま味」を抽出したものですが、
「うま味」というのは、甘味・塩味・酸味・苦味につづく、5つ目の基本味です。
うま味物質として知られる中に、アミノ酸系のグルタミン酸や核酸系のイノシン酸、
グアニル酸などがあります。

グルタミン酸は、カキの中に最も多く含まれるアミノ酸の一つとされています。
それゆえ、カキからはおいしい「だし」が出て、料理に「うま味」を与えるのです。


面白いことに、「うま味」には相乗効果があるようです。
例えば、よく「昆布と鰹の合わせだし」というものを目にしますが、これはアミノ酸系の
グルタミン酸を含む昆布と、核酸系のイノシン酸を含む鰹を合わせ、さらに強い
「うま味」にしているのです。

つまり、カキはグルタミン酸を含んでいるので、イノシン酸を含むベーコンや、
グアニル酸を含むキノコ類と一緒に料理すると、「うま味」が増すことになります。
ぜひ、試してみてください!

『相性抜群!かきのベーコン巻焼き』  『牡蠣ときのこのふっくらホイル蒸し』 
 
写真のレシピは、当社のホームページにも掲載しています。
↓ レシピ『家庭でおいしく牡蠣料理』 ↓
 http://www.oceanpoint.jp/cn20/pg26.html