2012年9月11日火曜日

カキの『うま味』

カキは、そのまま生で食べても、焼いて食べても、味が濃くおいしいものですが、
鍋や味噌汁、パスタソースに使用すると、カキの濃厚で味わい深いエキスがたっぷり出て、
最高の「だし」になります。

「だし」というのは、いろいろな食材の「うま味」を抽出したものですが、
「うま味」というのは、甘味・塩味・酸味・苦味につづく、5つ目の基本味です。
うま味物質として知られる中に、アミノ酸系のグルタミン酸や核酸系のイノシン酸、
グアニル酸などがあります。

グルタミン酸は、カキの中に最も多く含まれるアミノ酸の一つとされています。
それゆえ、カキからはおいしい「だし」が出て、料理に「うま味」を与えるのです。


面白いことに、「うま味」には相乗効果があるようです。
例えば、よく「昆布と鰹の合わせだし」というものを目にしますが、これはアミノ酸系の
グルタミン酸を含む昆布と、核酸系のイノシン酸を含む鰹を合わせ、さらに強い
「うま味」にしているのです。

つまり、カキはグルタミン酸を含んでいるので、イノシン酸を含むベーコンや、
グアニル酸を含むキノコ類と一緒に料理すると、「うま味」が増すことになります。
ぜひ、試してみてください!

『相性抜群!かきのベーコン巻焼き』  『牡蠣ときのこのふっくらホイル蒸し』 
 
写真のレシピは、当社のホームページにも掲載しています。
↓ レシピ『家庭でおいしく牡蠣料理』 ↓
 http://www.oceanpoint.jp/cn20/pg26.html


 

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